肩こりや首の痛みなどで、お悩みの方も多いですが、
それは軽度の症状で、本当にツラくなるのは、
頭痛の症状がでたときじゃありませんか。
片頭痛や緊張性頭痛、後頭神経痛になると我慢できなくなって、日々の生活ができなくなります。
ストレッチやヨガ、姿勢がどうとかの話もはいってこなくなりますよね。
ロキソニン・カロナール・トリプタン系薬剤を飲んでも、
徐々に効果がでなくなってきていませんか。
一日でも早く、改善しなきゃダメです。
結論から言いますと、
鍼灸治療なら改善できます。
理由は、
筋肉の固い硬結をとることができるからです。
鍼灸治療は、ハリで身体を刺激することができるので、
「神経」と「血管」に働きかけることができます。
刺激で、ホルモンを増加させる働きもありますので、
自律神経の症状を整えることもできます。
それでは、じゅんを追って説明していきますね。
頭痛の原因。|吉田鍼灸院の考え。
頭痛の原因は、
筋肉の緊張とセロトニン不足です。
頭痛にも種類があります。簡単に説明すると、
血管が関係する頭痛と神経が関係する頭痛があります。
- 片頭痛……血管が拡張して痛む
- 緊張性頭痛……筋肉が緊張して、血流が悪くなって痛む。
- 後頭神経痛(大後頭神経痛・小後頭神経痛・大耳介神経痛)……緊張した筋肉が神経を圧迫して痛む。
- 三叉神経痛……血管が神経を圧迫して症状がでる。
血管性と神経性に分類していますが、筋肉のあいだを通っていますので、
筋肉と神経と血管は、ひとまとめで考えたほうがいいです。

上の図は、筋肉を何枚かはがしています。
見たとおり、筋肉のすきまから、神経や血管がでていますよね。
これを何て言うか知っていますか。
三密(サンミツ)です。
人間の身体は、ソーシャルディスタンスできません。
筋肉に硬結ができると、骨の動きが悪くなって、
痛みや頭痛などの症状がでます。
首・頸部の痛みについても知っておいてほしいので、
下のリンクも参考にしてください。
筋肉は、道路(ロード)なので、血管や神経がスムーズになるための道です。
頭の筋肉の骨際が、干し肉みたいになると、
「何でもないようなことが、幸せだったと思う。」
と、頭痛で苦しむことになります。
もう1つ知っておいほしいことがあります。
頭痛は、猫背やストレートネック、骨盤のゆがみが原因だ!
と言っている先生や、整体院や整骨院でも、そんな説明されていますが、
半分正解で、半分不正解かなっておもいます。
骨盤矯正に関する記事も書いてます。
頭痛のポイントは、「セロトニン」です。
セロトニンの不足は、片頭痛の悪化をまねきます。
セロトニンと筋肉も深い関係性があります。

◇セロトニンの働き
- 抗重力筋の働きを活発にする。
- 睡眠にも関係する。(昼セロトニン、夜メラトニン)
- 自律神経を安定させる。
日差しを浴びて、運動する。筋肉を働かすことが大事!
◇セロトニンが不足していると
- 抗重力筋の働きが低下すると、筋肉が固くなって痛みがでる。
- 寝つきが悪くなる。
- 自律神経が、不安定になる。
- 頭痛の症状。
ストレートネックや骨盤の歪みがでると、セロトニン不足につながる。
抗重力筋が低下するので、首~足まで、さまざまな症状があらわれます。
もちろん、肩こりや腰痛にもなります。
◇セロトニン不足になる原因
- 身体の疲れやストレス。
- 長時間ゲームやパソコンに集中。その結果、日光不足や同じ姿勢でいることで、筋肉の緊張。
- 不規則な食事と睡眠。
女性が、片頭痛になりやすいのは原因があります。
女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、
セロトニンも減少します。
ということは、月経周期も関係するので、女性にとってはつらいですよね。
これが、片頭痛になりやすい原因です。
女性ホルモンは、腱(けん)やじん帯を柔らかくする働きもあるので、
女性ホルモンとセロトニンの減少は、
血管性・神経性の頭痛、どちらの症状がでてもおかしくないってことになりますね。
頭痛を予防するには。

筋肉を緊張させず、セロトニンを増やすことが大切。
- 規則的な生活を心掛ける。
- 太陽の光を浴びる。
- スクワットやストレッチなどの運動。できれば、反復するような運動がベスト。
- 食事の時、よくかむ。
- トリプトファンとビタミンB6を含む食品を食べる。
セロトニンの材料=トリプトファン+ビタミンB6
◇トリプトファンを含む食材
バナナ、豆乳、牛乳、ヨーグルト、プロセスチーズ、ひまわりの種、アーモンド、肉類、赤身魚、糸引納豆、すじこ、たらこ、白米、そば
◇ビタミンB6を含む食材
- 赤身の魚(マグロ・カツオなど)
- 肉類(牛・豚・鶏など)
- レバー類(牛・豚・鶏など)
- 豆類(大豆・小豆など)
- 果物(バナナ・プルーン)
「健康は一日してならず」です。
忙しいと食事が偏っちゃいますが、少しは意識したほうがいいかなって思います。
これを食べなきゃっていうより、バランスの良い食生活を目指しましょう。
頭痛の予防には、首に負担を掛けない!
同じ姿勢を維持していると、身体は緊張状態になります。
でも、仕事や日常生活の中で改善するのは、
めちゃくちゃ大変だったり、物理的に不可能だったりします。
ここで、知ってほしい知識があります。
- 頭の重さは、およそ体重の10パーセント。
- 長時間、同じ姿勢でいていると、緊張性頭痛や片頭痛になる。
- 首が細くて長いと、頭を支えるときに不利。
- 首が折り曲がっていると、頸椎についているじん帯が伸びて固まってしまう。
長時間、同じ姿勢でいて、首が折り曲がっているときがダメです。
ストレートネックがダメな理由もわかりますよね。
無意識に筋肉を緊張させていると、この順番で悪化します。
- 筋肉の血流が低下し、いつまでも低下したままの状態になる。
- セロトニンの減少。
- 中枢性痛覚過敏。痛みの感じやすさが増強。
- 自律神経症状→交感神経機能低下。
- 慢性頭痛になる。
緊張状態を作らないことがだいじですが、
現実的な予防は、寝るときの姿勢を見直すことだとおもいます。
高くて固い枕は、首の筋肉の緊張や首のじん帯が
伸びて固まる原因になります。
寝具については、どれを使ったら良いのか個人差がありますが、
首に負担がかからない寝具(枕・マット)を選びましょう。
このブログを読んでいるということは、
鍼灸治療をお考えだとおもいますが、
自分に合った寝具と鍼灸を選んでください。
頭痛を鍼灸治療で改善。
私の鍼灸治療は、慢性の痛みを改善することが得意です。
意識していることは、
痛みの改善と筋肉の緊張をリラックスさせることです。
頭痛も筋肉の固さをとってあげれば、症状は改善されます。
ハリの刺激は、セロトニンを増加させると言われてます。
筋肉が柔らかくなって、痛みがとれたら、
科学的に考えて、セロトニンも分泌されます。
鍼灸は、穴(ツボ)にさすので、
魔法のように考えているかもしれませんが、
身体をハリで刺激することによって、
あなたの身体は、特別なことをしなくても、
自然と改善されます。
痛みではなく、スッキリとした感覚。
ハリのある生活を過ごしてください。